防水工事に関する質問「外壁の防水シートについて教えて. . .」 | ヤマト工業株式会社
外壁の防水シートについて教えて下さい。
現在外壁のリフォームをしているのですが、内容は杉板の上に防水シートを張り、タルキ(胴縁)を打ち、その上にガルバリウム鋼板(トステム)を打ち付けます。
一応、見積の際はそのようになっていましたが、実際、確認したら防水シートを張らずにドウブチを打ちつけています。
(一部出窓の箇所のみ貼っています)現在も、工事進行中ですので急いで教えて欲しいのですが、防水シートの役割を教えて下さい。
又、ドウブチを打っている実情、どのようにリフォーム会社と交渉するべきでしょうか?アドバイスを下さい!!よろしくお願いします!!!
投稿日時:2011/1/13 12:46
サイディング下に貼る「防水シート」は正しくは、透湿防水シートです。
ゴアテックスというアウトドアウェア素材をご存知でしょうか?雨の時に着る雨ガッパですが、運動して汗をかいても熟れないのです。
この不思議な薄膜は、アメリカ・デュポン社が開発しました。
同じデュポン社が同じ原理を使って建築外壁向け防水シートとして出しているのが、タイベックです。
室内湿気を胴縁でできた通気層を通して外部に出し、かつ外部から防水するのです。
サイディングだけでは防水は不完全ですので、最終的な防水ラインとして貼るのです。
タイベックとは呼称しなくても、白っぽいシートは全てこれの類似品です。
これサイディング貼りの際の定石です。
必須です。
サイディングの施工要領書にあります。
だから見積にあるのです。
その業者は2重の意味で間違ってます。
○透湿防水シートを省いてサイディングを張ろうとしている事○それが見積もりにあるにも関わらず無視している事ですので、断固として貼ってもらってください。
胴縁を付け終わろうと、サイディングを張り終わろうと、そんなの関係ありません。
「どのようにリフォーム会社と交渉するべきでしょうか?」---まず、現場で作業している人に言ってください。
「見積ではシートを貼って胴縁となってます」と。
それでも中断しないようなら、責任者・担当者に一言でけっこうです「ど素人が透湿防水シートを張り忘れてるよ」と言ってください。
担当者が、まさか不要とは言わないはずです。
まともな元請関係者ならば絶句するはずです。
証拠の写真を撮っておくことも忘れずに。
最近、某○○テックという、住宅外装全般を施工する大手施工会社のモラルが著しく低下し、信じられない事がされていると聞きました。
アルバイトのような人が、先輩もいない中で、デタラメな作業をしていたそうです。
やっている本人は、施工不良の自覚がなかったそうです。
あり得るんです、こんな事が。
一時の現象でしょうが、住宅建築業界が今忙しいのです。
グラスウールが品不足になるくらいです。
相談者さんの例も、これに近い例だと思います。
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