防水工事に関する質問「バルコニーの防水工事を、業者に. . .」 | ヤマト工業株式会社
バルコニーの防水工事を、業者に施工してもらいましたが、一部、空気が入ったようなふくらみが、ありました。
補修をしても、大丈夫なものか、そのままにした方が良いのか、どうぞ教えて下さい。
投稿日時:2011/9/13 11:48
ウレタン防水の膨れ膨れは主に下地の水分が水蒸気となり上部に突き上げることにより起こります。
防水を施工する為に必須な事項の一つに下地の乾燥があります。
防水する場所(下地)の表面がビチャビチャでは防水は基本的にできません。
ましてウレタン防水は絶対できません。
ウレタン防水はその強い接着力と複雑な形の場所でもシームレス(繋ぎ目無し)な防水層を形成できる利点があり良く使われます。
しかしながらその接着力は水分があると著しく低下します。
下地は表面は乾燥していてもその内部に水分が染み込んで残っている場合があります。
そこに直接ウレタン防水(密着工法)をすると残存水分により接着力が低下します。
そこに内部水分が膨張蒸発し防水を持ち上げる形となるため膨れとして発生します。
このような膨れは下地次第では下から抜けることもまれにあります。
(木造など)また、時間帯(寒いや夜間、日差しが当たらない)により膨れが収まったりします。
気泡巻き込みの膨れもあります。
施工の際材料を混ぜる時に混入した空気がウレタンが固まる前に抜けていかないと空気を巻き込んだまま固まり、プックリと膨れます。
その他下地の処理不足によるピンポール(一ミリ以下くらいの小さい穴)一歩手前などがあります。
どの可能性にせよ施工ミスの一つになります。
全て施工や工法(絶縁工法等しかしベランダは基本密着)により防ぐことができます。
そのままでも問題が起きない場合はあります。
が全て防水性能を低下させるものです。
すべて補修すべき対象の現象です。
特別な指定(こうなる可能性があると説明されたにも関わらず金額の理由などで工程をなくした等)がない限りタダで直してもらいましょう!一部補修では継ぎ目が見えます。
部分を直したあと全面もう一回塗ることで綺麗になります。
ベランダ等小面積なら施工ミスなのでそのくらいしてくれるハズです。
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