防水工事に関する質問「屋上の防水工事について詳しく教. . .」 | ヤマト工業株式会社
屋上の防水工事について詳しく教えてくださいALC住宅の屋上で陸屋根になっております。
コンクリートの床で劣化、ひび割れが激しい状態ですどういった構造になっているのか分からないのですが、まだ水は漏っていない様です。
水が漏れる前に対策をしたいと思っています。
①上記に適した防水材はどのような物がありますか。
できるだけ長持ちする物が希望です②なぜ漏っていないのでしょうか。
よろしくお願いいたします
投稿日時:2009/8/30 6:02
建築施工管理技士です。
現状の構造はおそらく、屋根床のALCを敷き、目地処理をした上にシート状の防水が1ないし2層あります。
その上に防水層の保護の意味で押さえ軽量コンクリート(モルタルの可能性もあり)が打ってあるはずです。
このコンクリートは構造上耐力が必要ないので鉄筋が入っておらず、いまのようなクラックがたくさん出ているのではないでしょうか。
コンクリート層のしたに防水層があるので、コンクリートにクラックが入っただけでは漏水しませんのでご安心ください。
質問に答えますね。
①現状のコンクリート床の上にさらにFRP防水を施す。
現状のコンクリートにプライマー(密着を良くする接着剤みたいなもの)を塗布し、グラスファイバーの布を敷きます。
そこに合成樹脂を塗り込み、硬化させたものがFRP防水です。
トップのカラーの色も選べます。
アパート等のベランダなどは、ほぼFRP防水です。
現在のクラックは処理する必要はありません。
あとは塗膜防水というのがありますが、住宅ではあまり一般的ではありませんね。
しかし、永久的なものではありませんので、定期的に(7~8年おきくらい)トップの塗装はしたほうが良いと思います。
②現在は押さえのコンクリートだけにクラックが入っているからです。
下の防水層は生きています。
ただ、クラックに防水層が追従してしまい、層が切れてしまったり、地震や台風による、家屋の挙動により切れてしまう場合もあります。
今回は下の防水がまだ生きていますが、対策は早めにしたほうが安心できますよね。
詳しくは住宅メーカーや近所のよさそうな工務店で見てもらったほうがいいでしょうね(^^乱文失礼しました。
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