防水工事に関する質問「建物(マンション)の廊下部分の. . .」 | ヤマト工業株式会社
建物(マンション)の廊下部分の防水工事を考えています。
工事会社、二社に相見積もりを取らせたところ、一社は「塩ビシートの敷込工事」、もう一社が「ジェットスプレー工法」という新しい工法を提案してきました。
両社とも金額的には大差がなかったのですが、工事の工法が全く違うので、どちらを選べばよいのか決めかねています。
まずは耐久性に優れているものを優先するつもりです。
どちらが良いでしょうか?
投稿日時:2009/12/14 13:36
金額が同額程度なんですか?(それは悩みますね((笑両工法の利点と弱点をお教えしますので、ご自分で判断してね。
・塩ビシート防水(現在主流のタキロン製品等のお話し)良い所・・・居住者さん等を通行止めにする事なく施工できる。
(ちょっとこちら側歩いて下さい。
程度で済みます) 塩ビシート自体が強固に出来ている為、繋ぎ目以外の場所が切れたり、めくれたりする事が極端に少ない。
美観的には、高級感があり露出防水の中で最強である。
又1年に1度程度の洗浄・ワックス塗布をメンテナンスとして取り入れられる予算があるなら、その美観を長く維持できる。
模様の溝により水はけも良好である。
今の塩ビは伸縮によるヨレなどはほとんどないです。
悪い所・・・付属工事が多すぎる(下地はもちろん、際廻りの防水・シート施工後のシーリング等)材料高いので施工も高い。
目地は確かに心配の種、下地作り・熔着の腕次第。
きっちりした下地調整を施工しないと、即浮きなどの症状が現れる。
(これは双方に云える事)速乾吹き付けウレタン(ジェット吹き)良い所・・・即硬化なので通行止めの時間を最小限に抑えられる。
繋ぎ目のない塗膜防水を形成できる。
(厚みも充分です)作業人工が少なくて済むので、作業量が多い場合は意外と安くつく。
悪い所・・・最小限とはいえ、完全通行止めにする時間が発生するため、マンションなどは時間帯を統一するのが大変である。
しょせんは、ウレタン防水密着工法の簡易バージョン!補強材(メッシュ)もなしに強固な露出防水とは言い難い。
透湿性を備えている材料でもやはり下地次第で浮きも出る。
塩ビシートと比べ柔軟性は上でも、亀裂による破断にはこちらの方が弱い。
表面強度も弱いので、ちょっとした事でもめくれ易い。
美観的にも何の模様もないので、高級感はない。
クリーニングしても綺麗に戻るのは、塩ビシートが断然上。
開放廊下は重歩行・・僕のお勧めは塩ビシートです。
普通はこちらの方が断然高くつくはずなので、同額程度の見積もりを出した業者がどんな仕事をするかは、知りませんけど。
側溝・巾木の防水、シール工事、その他のオプション(ドレン水誘導用・ノンスリップ用とか)を入れて同額なら、お得であるとは言えます。
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