防水工事に関する質問「分譲マンションの自主管理組合の. . .」 | ヤマト工業株式会社
分譲マンションの自主管理組合の理事長をしています。
マンション屋上の防水工事について、コストパフォーマンスの良い工法とか業者を教えていただけなでしょうか。
マンションは福岡市にあり築年数は古いです。
投稿日時:2008/8/24 1:01
私も管理組合の理事長をしています。
昨年、屋上の防水工事を実施しました。
管理は管理会社を利用する部分と、直接、業者に依頼する部分とを分けて共用部分の管理を行っていますが、防水工事については、専門業者からゼネコンまで不特定多数に対してこちらから声をかけ、工法と保証内容や工期などについて、提案型のヒアリングを実施しました。
結果として10社ほどが見積りを提出して来ましたが、見積り段階で5社に絞り、最終的に工法などについて、理事会で詳しい説明を受けて決定しました。
知識の乏しいこちら側が最初から工法やコストパフォーマンスについて考えるよりも、複数の企業に説明してもらって、その中から選択することで、値引き交渉もうまくできました。
一番最初には、管理会社に主な工法を聞いて、単純に複数の工法の相場金額を出してもらい、それを参考にしましたが、マンション管理組合連合会の一級建築士事務所にアドバイスを受けたものです。
最終的には、たたき台となった見積りよりも1000万円ほどのコストダウンに成功しました。
200世帯強のマンションですが、古い防水シートを残したまま、その上に断熱材を敷き込み、その上に新たな防水シートを張り込む形でした。
最近では、断熱効果の高いシートや工法が出て来ていますので、そのあたりも、業者に希望を伝えておくと良いかと思います。
最初にこちらから工法などを指定する方法も確かにありますが、専門知識やデータを調べることが難しく思われたため、このような方法を採りましたが、冬場は最上階は部屋が冷えなくなって、夏場も部屋が暑くなりにくくなったようです。
防水材メーカーにより、施工業者も決まって来ると思われますが、同じメーカー同士が競合するケースもありました。
それがかえって値引き交渉をしやすくした面もありました。
尚、工法については、防水シートを屋上に直接貼り付ける方法、断熱材をはさむ方法、古いシートを取り払って再び直接張り込む方法と3通りはあるようです。
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