防水工事に関する質問「防水工事に詳しい人、教えて下さ. . .」 | ヤマト工業株式会社
防水工事に詳しい人、教えて下さい。
良くメッシュをウレタンで貼りますが、プライマーで貼る職人の方もいますが品質上同じなのでしょうか?施工方法が違うと将来的に強度の部分で違いはありますか?
投稿日時:2010/1/28 11:28
ウレタン塗膜防水のメッシュは補強布と呼ばれています。
ウレタン塗膜防水の追従性ですと下地の動きについてまわることができます。
ですがあまりに引っ張る力が強いと破断してしまいます。
そこで塗膜防水内部に補強布が入ることで強度をたもちます。
プライマーでメッシュを張る方がおられますがプライマーは固まると糊のようにパリパリになります。
パリパリになった補強布ではすぐに破断し下地と塗膜防水の層間剥離がおき、密着工法の意味がありません。
正式にはウレタン樹脂同士の間にいることが最重要。
プライマーで張る方はおそらくメッシュの目を樹脂で隠すことが大変なのでしょう。
糊つきメッシュも同様。
樹脂が半硬化した状態ではタックがあります。
セロハンの裏のように粘着性があります。
そこにメッシュを張りやすく改良されたものです。
本来は樹脂を硬化させてからメッシュをはるのですがこのご時勢少しでも早く工事を終わらせて利益につなげたいのはだれも一緒です。
本題に戻りますがプライマーによるメッシュ貼りは品質上ウレタン塗膜防水において品質に悪いただの手抜きです。
単純に5年もつものが1年そこらで剥離するおそれもあるでしょう。
塩ビシートという防水シートの構造をごらんになれるとお分かりいただけます。
塩ビシートが塗材になったとお考えいただければよいとおもいます。
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